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雲間をおりる『天使のはしご』:光と雲が織りなす幻想の鉢伏山 2019.01.10【山行記録】

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写真:天使のはしごに包まれた伊那谷鉢伏山山頂から撮影)

 

2019年の年明けに信州の鉢伏山(標高1,929m)に登ってきました。

当日は晴れの予報でしたが、高曇りで青空は見られませんでした。

そのかわり、雲の切れ間からのぞく太陽の光が幻想的な光景を作り出していました。

ルート概要

鉢伏山は車で上がることのできる山ですが、4月まで冬季閉鎖中ですので、徒歩で上がります。

登山ルートはいくつかありますが、今回は牛伏寺駐車場(標高930m、下図左上)から稜線上をつたい、1610m付近の車道(鉢伏山スカイライン、下図右下)に出て山頂まで上がりました。

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松本市牛伏寺の駐車場脇に登山道があり、ロープの設置された短い急登から始まります。しばらく快適な樹林帯を進むと、獣除けのゲートに着きます。鍵はかかっていないので、通過したらゲートを閉めてしっかりと鎖を巻き付けておきましょう。

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車道まで、ロープの設置された箇所がいくつかありますが、特に危険な所はありません。当日は一部に積雪がありましたが、ルートの大半は雪がなく快適な状態でした。

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 ブナノキ権現が見えたら車道まであと少し!

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鉢伏山スカイラインからの眺め

車道から山頂まではさらに快適な状態でした。

南方面は重い雲が垂れ込めていたものの、眺望は良好で、中央アルプスや、

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南アルプス

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富士山などが見え隠れ……天使のハシゴ(薄明光線、チンダル現象)がおりる山々は神々しく……(もっと写真が上手ければ…… (>_<)

眺望を楽しみながら進むと、3㎞ほどの車道もあっという間です。

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山頂からの眺め

山頂からはさらに多くの山々を楽しめます!

北アルプスは雲に覆われていたのものの、雲間から見える山々もまた雰囲気があり、山頂からの眺めは絶品でした !

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穂高連峰はガスに隠れ……(日が当たってるのは大滝山)

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常念岳。真ん中のガスが少しかかった山ですが、なんとか見えるかな?

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北アルプス南部はガスってましたが、そのかわり、後立山連峰は顔を出してました!

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他にも美ヶ原、

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北信五岳

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御嶽山など、曇りにもかかわらず、多くの山々を見ることができました。

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おわりに

晴天の眺望も素晴らしいですが、高曇りの太陽と雲が織りなす幻想的な情景もまた雰囲気があって良いものですね!

ですが、この日は気温が低く(-10℃~-5℃?)風も強かったので、とにかく寒かったです。

また、登山当日の1月から2月は積雪が少なかったのですが、3月初めの降雪によって積雪が一気に増えた可能性があります。

ただ、先日の隣の高ボッチ山登山では雪はかなり解けていたので、それほど積雪に悩まされないかもしれません。

これから登られる方は、いづれにしろ装備はしっかりとした方が良さそうです。

私は、晴天の鉢伏山は未経験ですので、次回の鉢伏山は暖かくなってから晴天の日を狙ってみようと思います。

 

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以下、鉢伏山から見える山の山行記録。

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