「そこに山があるから」ではなく「なぜそこに山があるのか?」:たまには違う視点で山に登ってみよう
人はどうして山に登るのでしょうか?
月並みな疑問に対する答えはいろいろあると思いますが、以前私がどうして山に登っていたのかについて、まずは綴ろうと思います。
目次
登らない人からしたら
山を登らない人に、どうして大変な思いをして登るのかよく聞かれますよね。
疲れるし、汗かいて汚いし、怪我したら大変だし……遭難なんかしたらそれこそ大変だけでは済まされないし……
こんなこと言われたら、「そこに山があるから」では山に登らない人は納得してくれないでしょう……
山に登る理由
例えば、よくある理由として
- 綺麗な景色や高山植物を見たい!
- 普段とは違った自然の世界を楽しみたい!
- 山で美味しいお酒を飲みたい!w
等々、様々あると思います。わたしも同じような理由で登りますが、昔は「なぜそこに山があるのか?」の訳を知りたいために登っていました。
学生時代の私は登山が大好きでして、北アルプスの成り立ちが知りたいな~と思い、とある山の石を調べていましたが、徐々に山の生い立ちが分かるにつれて、
「遠い昔からここでこんなことがあって、今こんな山があるのかー!」
と、山小屋やテン場で、気の遠くなるほど遠い遠い時代に思いを馳せてビールを飲んでいました(あれ?)。特に雪渓でキンキンに冷やしたビールを山頂で飲んだ時は最高でした!(あれれ?)ちゃんと酔いを冷まして山荘まで下りましたw
(ほんとは山行が大変すぎて、こんな悠長に思っていられませんでしたが……)
「なぜそこに山があるのか?」がわかると
ちょっと脱線しましたが、山の存在理由を知れば、地形図から判読できる情報以上に、山の景観や植生、さらには登山道の特徴も窺い知ることができます。また、どこに危険があるのかも予測できます。
例えば、こんなことも知ることができるかもしれません
おわりに:違った視点で登山を楽しむ!
登山の前に書籍やネットで調べたり、案内所や看板に書いてある地質解説を読んだり、「なぜそこに山があるのか?」を考えながら登ってみるのは、登山の安全性を高めつつ違った角度から山を楽しめる事につながるのではないでしょうか!
まとまりのない文章ですが、明日の山行の為に今夜はこれにて!
山の生い立ちや危険性を知る上で役立つサイト:
- 地質図(産総研、地質調査総合センター) https://www.gsj.jp/Map/index.html
- 火山情報(日本気象協会) https://tenki.jp/bousai/volcano/